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寝不足になりがちな暑い日に贈る睡眠12箇条

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毎日暑い日が続いています。今日あたりから夏休みとなる会社も増えているのでしょうか?電車も空いているような気がします。

 

今日のエントリーは、半分夏休み気分なので軽い話題でいきたいと思います。

暑い日が続くと寝苦しい夜が増え、寝不足となりがちです。
睡眠と健康は切り離すことができないものであり、寝不足が続くと仕事にも影響がでてきます。会社によっては昼寝をするための環境を整えているところもあるように、その重要性に注目が集まるようになっています。

厚生労働省では、より充実した睡眠についてのわかりやすい情報提供を目的として、「健康づくりのための睡眠指針2014」という睡眠12箇条を発表していますのでご紹介します。

 

第1条 良い睡眠で、からだもこころも健康に

睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあるため寝不足になると健康問題や生活面においても支障をきたします。まずは睡眠についての正しい知識を身につけることが大切です。

第2条 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを

運動や朝食は、睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけることにつながります。
但し、過激な運動や深夜の食事は入眠を妨げになります。また、カフェイン、アルコールやニコチンについては睡眠の質を悪化させるため睡眠前には控えるべきでしょう。

第3条 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります

睡眠時間が不足している人は生活習慣病になる危険性が高いことがわかってきました。寝不足解消は生活習慣病の予防につながります。

第4条 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です

寝つけない、熟睡感がない、早朝に目が覚めてしまうなどの不眠症状は、こころの病の症状として現れることがあります。

第5条 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を

成人の睡眠時間は6時間から8時間の人がおよそ6割とされています。但し個人差や季節による変動、加齢などによって変化していきます。日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠をとるようにしましょう。

第6条 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です

1日のなかで、脳は目覚めた状態から徐々にリラックスした状態に移り、睡眠に入ります。良い睡眠のためには、寝室や寝床の環境も大切です。

適度な温度や湿度、さらには寝室の照明、気になる音の遮断など眠るための環境を整えましょう。

第7条 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ

若年世代は特に夜更かしが進み起床時刻が2~3時間程度遅くなりがちです。
しかし、これは体内リズムを狂わせる原因となります。体内時計は、起床直後の太陽の光でリセットされるため、起床が遅くならないよう注意が必要です。

第8条 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日充分な睡眠を

勤労世代では、勤務形態によって必要な睡眠時間を確保しにくいことがあります。しかし、寝不足は注意力や作業効率の低下、事故やヒューマンエラーの危険性を高めます。また、休日に「寝だめ」をするといいますが、睡眠はためることができないばかりか、体内リズムの乱れにもつながります。

第9条 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠

高齢になると睡眠時間は短くなります。そのため、年齢相応の就寝、起床時刻の見直しが大切です。寝床で過ごす時間が必要以上に長くなっても熟睡感にはつながりません。

第10条 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない

寝不足を経験すると必要以上に早く寝床に就こうとしがちですが、かえって寝つきが悪くなります。自分にあった方法で心身ともにリラックスをして、眠たくなってから寝床に就くことが重要です。

第11条 いつもと違う睡眠には、要注意

睡眠中の心身の変化には、専門的な治療を要する病気が隠れていることがあります。いびきや就寝時の足のむずむず感、歯ぎしりなどいつもと違う症状があるときは、早めに医師に相談することが大切です。

第12条 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を

寝つけない、熟睡感がない、十分に眠っても日中に強い眠気がでるなど、生活に悪い影響がある場合には、早めに専門家に相談することが重要です。

厚生労働省からの資料については、さらに詳しく内容とその科学的根拠などが書かれています。

健康づくりのための睡眠指針2014

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