休日休暇制度

経営の効率化のために長期休暇はいかがでしょうか?

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先日の新聞に通信販売大手のフェリシモでは、1か月の休暇を取ることができる制度についての記事がありました。

まるまる1か月間の休暇を取る社員が何人いるかどうかわかりませんが、旅行と言っても長すぎるし、勉強などのためとしても短すぎる印象を受けますのでちょっと使い辛く、現実に1か月間取得する社員はそれ程多くないように思います。

ですが、会社にとっては社外の話題にもなりますし、社員に向けてもPRできる一石二鳥な制度のように思います。

記事を読んでみると他にも大きなメリットが隠れているようです。そうというのも休暇の過ごし方に制約はないのですが、休暇申請をする際には、詳細な引継ぎ計画書を提出しなければならないことになっているようです。

具体的には、引き継ぐ仕事の具体的な内容、休暇中の業務予定、代行する同僚の名前などを書かなければならないようです。

これは休暇取得を妨げるためにあるのではなく、休暇中に自分が担当するべき仕事を誰が代わりに行うのか、責任の所在を明らかにすることになります。

多くの会社で年次有給休暇を取得しにくいとされる理由のひとつに、他人に迷惑をかけるからというのがあります。これは自分の仕事を誰か分からないけれどする人が必要だから、ということでしょう。

最初から休暇申請する際に誰がどの仕事を引き継ぐかをはっきりさせておくことができれば、お互いに協力することによって業務に支障なく、長期休暇を取ることができるようになる例のように思います。

また、自分の仕事を定期的に見直すことにもつながり、仕事の調整もしやすくなるメリットもあるのではないでしょうか。

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