労働条件

高校生が労働組合加入!ブラックと言われる前にご注意ください

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4月に入り新入学生や新社会人を目にする機会が増えました。
今後はじめてのアルバイトや仕事でいろいろな経験をすることでしょう。

アルバイトの高校生が労働組合に加入

アルバイトといえば、ちょっと驚くことがありました。

埼玉県のコンビニエンスストアでアルバイトをしていた高校生が労働組合に加入して、アルバイト先のコンビニと労使交渉の結果、未払い賃金の返還を認める労働協約を結んだという事です。

その結果、高校生を含む約70人に対して過去2年分の賃金約500万円が支払われることになりました。

ブラック企業という言葉を聞くようになってだいぶたちますが、最近では「ブラックバイト」という言葉もあるようです。

この高校生が加入した労働組合は、その名もブラックバイトユニオンというそうです。ウェブサイトもありました。

 

 

サイトをみると活動内容や事例集が掲載されています。ブラックバイトの事例としてコンビニ店員、飲食店員、塾講師、アパレル店員などがあり、いくつかひろってみると確かにブラックかも知れない。。。

ウチのバイト先、いつも店長が「人手が足りないから」とか「今は繁忙期だから」とか言って、勝手にシフトを入れられるんだよね。大変なのはわかるんだけど、こっちもいろいろ予定とかあるからすごく困る。どうすればいいの?

先月から勤め始めた居酒屋が、「仕事は他の人のを見て覚えろ」というスタンスの店だった。正直見るだけじゃよくわかんないし、しかも、ミスをすると「バカ野郎!」を連発される。自分の飲み込みが遅いのだろうか・・・。

個人の売り上げノルマがあり、達成しないと自腹で商品を買わされたり、ひどい場合には減給・解雇されたりします。そのせいで職場もギスギスしていて、接客の最中に他の社員が入り込んできて成果を「横取り」されてしまうこともあるくらいです。もし自分が減給とか解雇されたときも、あきらめるしかないんでしょうか……?

サイトには、トラブルに遭った時に役立つ証拠として、集めておいたほうがいいものなどが掲載されています。

これらのブラックといわれることが起こる背景には、経営者側に労働基準法などの知識がないということもありますが、これらの情報を簡単に調べることができるようになり、SNSなどを通じて拡散されやすくなっていることにあるでしょう。

会社側の言い分もあるでしょうし、アルバイト側にも当日急に休んでシフトに穴を空ける、などいい加減な者もいるでしょうからなんとも言えませんが、いずれにしても従来のように雇う側も雇われる側も、ともに労働法をよく知らないからと言って、なあなあで済ませてきたことが難しくなってきているということだけは、はっきりしているでしょう。

大学生向けの情報発信の増加

大学生活と馴染みの深い大学生協のウェブサイトにも「学生バイトで気をつけること」としてアルバイトをするうえでの注意点や相談先などが掲載されています。

(http: //www.univcoop.or.jp/fresh/life/parttime/index.htmlより)

昨年、東京都社労士会でもブラックバイトを取り上げたセミナーを行なっています。冒頭の画像はその時の案内です。

このようにブラックという言葉は、正社員や契約社員に限らずアルバイトまで広がっています。

いまだに雇う側の意識のなかには、たかがアルバイトという意識があるのかもしれませんが、たかがアルバイトでは済まない広がりを見せる可能性があります。

上記のコンビニの件のように、文句を言うのはひとりであってもそれが他のアルバイトや残りの社員にも広がることが予想されるからです。その結果として多額の未払い賃金の支払いが発生することもでてくるでしょう。

長時間労働のケースはかとくの立ち入り調査対象に

さらに気をつけなければならないのは、多くの学生アルバイトが働くのは販売や飲食などの会社です。特に全国でチェーン展開している企業においては、注意が必要でしょう。

以前エントリーでも取り上げたように、長時間労働がある場合は過重労働撲滅特別対策班「かとく」が担当するケースが出てくる可能性があります。

残業80時間の会社が対象に!長時間労働の抑制となるか
長時間労働の取り締まりに過重労働撲滅特別対策班「かとく」が動き出した

「かとく」は労働基準監督署における監督官の人数の関係上、立ち入り調査を一定の条件に当てはまる企業に対して見せしめ的に行います。

そのためマスメディアに取り上げられるケースが増えることが十分に予想されます。場合によっては、企業イメージを大きく損ねる可能性も高くなるでしょう。

繰り返しになりますが、SNSなどでアルバイトの悪ふざけが話題にもなりましたが、同時に企業側の問題行為も拡散し易い状況にあるということを是非ともご理解頂きたいと思います。

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